【今年も高校球児たちの熱い夏が幕を閉じた。】
2018年8月5日から8月21日までの16日間にわたり、阪神甲子園球場で行われた第100回全国高等学校野球選手権記念大会が幕を閉じました。
キャッチフレーズは「本気の夏、100回目。」球児達の血と汗のにじむような努力と、それを支える多くの人たちのおかげで開催された高校野球。イチファンとして心から感謝を伝えたいです。
第100回全国高等学校野球選手権記念大会
近江(滋賀)の中尾雄斗主将による選手宣誓で始まった今、大会。
「私たちは今、100回という長く、重みのある歴史の上に立っています。数多くの災害に見舞われ、人々にとって笑顔だけでは乗り越えることのできない悲しみがありました。しかし甲子園は勇気、希望を与え、日本を平和にしてきた証です。ここ甲子園の舞台でプレーされた偉大な先輩方を誇りに思い、私たちは今100回目の甲子園を迎えようとしています。私たち、選手一同は、第100回という記念すべき年に野球ができることを感謝し、人々に笑顔と感動を与えられる、最も熱い、本気の夏にすることを誓います」
1915年に初めて開催された全国高校野球大会、初開催より今年で103年経過しており、今年の100回目とずれがあるのにお気付きの方も多いでしょう。
なぜならそれは、1942年から45年までの4年間、太平洋戦争によって中断されていたのです。この選手宣誓も全国高校野球大会の平和への思いが込められたいい選手宣誓でした。
「先天性四肢障害」のため、生まれつき右手の指が2本しかない高知商の山中主将。三塁コーチとして、ちぎれんばかりに腕を振り回す姿に感動しました。
1秒でも長く、仲間と野球をしたい。
そんな純粋な思いに胸を打たれます。みんな優勝できればいいのに。
勝ち残る者は1チームのみ。それ以外は全て去る者になってしまう甲子園。だからこそ熱くなる戦いがそこにあります。
間違いなくみんな、全てのプレイに全力だったし、これまでの汗と涙のにじむような努力は我々の想像を絶するものだったでしょう。
秋田 金足農業
今年は金足農業の話題に触れずして高校野球を語ることはできないでしょう。
横浜高校、近江高校という強豪に対して、奇跡のような逆転勝ちを収めドラマを作る。私の周りの秋田県民はみな歓喜、板橋生まれの僕ですらこの展開には胸を躍らせました。
いつも笑顔を絶やさないエースの吉田くん。
吉田投手は今大会、大活躍を見せたわけですが、やっぱり身体が心配です。
8日 1回戦 157球
14日 2回戦 154球
17日 3回戦で164球
18日 準々決勝 140球
20日 準決勝 134球
ここまで2週間足らずの間に全5試合を完投、749球を投げてきました。
そして決勝は準決勝翌日の21日に行われています。決勝戦5回に吉田選手は「もう投げられない」と仲間に話したそうですが、これはプロ野球選手でもありえないこと。どうにか規約で連投した投手を休ませてあげたらなと思ってしまいました。
優勝 大阪桐蔭
吉田投手、最高のピッチング、感動の試合を見せてくれました。
今年の優勝は大阪桐蔭、全員が上位打線だったといっても過言ではなかったと思います。本当に強かった!!!
打てる打者が多くいて、優秀な投手が何人か揃っている、そういったことも高校野球で勝ち上がっていくためには必要なのかもしれません、けれどそのなかで必死に食らいついた金足農業の勇姿は本当に感動しました。
高校球児のみなさん、感動をありがとう!
僕は来月から始まるU−18第12回 BFA U18アジア選手権が楽しみです、こんな凄い選手達がいるのだから負ける気がしませんよ!!!