みんな聞いてくれ!レインズが有料になるってよ!【ネットビジネスが課金することについて】
不動産業界にいる人なら当然知っている、そうでない一般の人でも結構知っているレインズという不動産業界の流通システム。
それが平成28年4月1日から有料化されます。
REINS有料化!!
はじめに見た時は目を疑ったんですが、どうやらホントのようなんですね。
レインズのトップページ(誰でもアクセス出来る)には【重要】と書かれた見出しがあり、こんなファイルがアップロードされていました。
どうやら今年の6月15日の段階でこのお知らせは出ていたようなんですが、恥ずかしながら全く知りませんでした。
課金開始日時
平成28年4月1日(金)
課金制度概要
登録された物件情報に対する検索及び取得機能の利用(アクセス)に対し、単価を設定し利用料として徴収
※制度詳細については平成27年10月初旬にお知らせ
与えられた情報を読み取ると、つまりは
物件登録はガンガンしてちょうだい。(これは義務だしね!)
だけど、検索するためにはお金掛かりますよ、ダウンロードするのにもお金掛けますよ、値段はまだナイショだけどな!
ということです。
東日本不動産流通機構の目的としては、「財政基盤の確立」
そのために、REINS利用者から課金制でお金を取る。との事。
ちょっと待てよ、確認。
東日本不動産流通機構のホームページには、レインズを利用するメリットという項目があり、以下の様なことが書かれています。
「消費者の皆様が東日本レインズの会員不動産会社を通じ、不動産の売却あるいは購入を依頼すると、以下のようなレインズのメリットを享受できます。」
1.スピーディーなマッチング
2.適正価格の提示
3.不動産屋の情報が共有になるので、それ以外の部分で業者が努力する
もうお判りだと思いますが、有料化されれば必ずしも情報は共有されない。
さらには利用者が減るかもしれません、無料だから物件登録するし(一応義務だし)、見ていたレインズですが、見られなければ物件登録も適当になるかもしれません。
差別化できるのか?
「情報を共有することにより、不動産業者が差別化するために企業努力をする。」とレインズは言っていますが、レインズこそ差別化出来るのでしょうか?
事実、現在エンドユーザーと多くの不動産業者を結びつけているのは、SUUMO、at home、HOMES、といったポータルサイトです。
レインズには載せずに、ポータルにはしっかりと載せるといった風潮だってあります。これが事実。
さらには新たな参入者もあります。
ネットビジネスは「無料」が前提で数を増やしていき、必要な人は「課金」するというモデルが一般的です。
「財源不足だから課金しよう。」
その前に、
「商品を良くしてユーザーを増やそう」
と考えるべきではないでしょうか。
例えば、バナー広告は有りだと思います。
レインズは全国から毎日多くの不動産業者が利用するでしょうから、不動産業者をターゲットとしたビジネスをする人にとってはこんないい広告は無いでしょう。
まずはそれから試してみればいいのに。。。
一昔前のビジネスモデルで進むことだけは避けて欲しい。
これ、このまま行けば、とっても大きな問題になると思います。
誰もレインズ使わなくなりますよね。
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