【三丁目食堂永瀬賢三さんのお話を聞きました。】
2018年11月19日、中小企業家同友会の例会にて三丁目食堂の永瀬賢三さんのお話をお聞きしました。永瀬さんの活動を聞き、地域の中で我々はどう生きるのかを考える貴重な2時間でした。
中小企業家同友会
中小企業家同友会は他のビジネス異業種交流会などとは一線を画する団体です。中小企業の社長さん方が集まり勉強をするということがコンセプトですから、ただ話を聞くだけではなく、お話を聞いたあとにはグループごとにディスカッションをします。
三丁目食堂 永瀬賢三さん
今回の講師は、板橋三丁目食堂の永瀬賢三さん。
永瀬さんは、地元では有名なレストランオーナーシェフですが、ただ美味しい料理を提供しているから有名なわけではなく、地域のことに非常に関心がある方であることも大きな理由です。
板橋三丁目で育った永瀬さんは、個人、大手飲食店舗と大小様々な規模の飲食店で働いたそうです、その経験の中で、大手チェーン店の「捨てるために作る」という考え方に疑問を持ち、地元に戻り板橋三丁目食堂をスタートされました。
板橋にある魅力は”人”
街の風景を残そうとする活動や、コミュニティスペースenjukuの運営をされている永瀬さん。活動は多岐にわたります。
永瀬さんは「板橋にある魅力は人」とおっしゃいました。コミュニティを無理に作ろうとするのではなく、自然発生的に人が繋がる。「僕は繋いでお手伝いをしているだけなんです」とおっしゃる永瀬さんの言葉が印象的でした。
入口はたくさん、出口は1つ。
少子高齢化社会といわれる現代、多様性の時代であるとも言われています。
人は少ないが、ひとりひとりの多様性を受け入れるべきという考えがスタンダードになりつつあるのであれば、当然、入り口は広く、たくさん作るべきです。
でも、きっと平和だったり安全だったり、みんなが喜ぶ出口は同じだったりします。まずは会って話すところから、私も初めてみたいと思います。