Targetを絞ったマンション【働く女性をターゲットにしたマンション】
最近はターゲットを絞ったマンションがいくつか発表されている。
先日新聞に載っていた三井不動産リアルティも「働く女性向けに改装した中古マンション」を作っているようだ。
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(出典)2015/08/12 日本経済新聞 地方経済面 東京 15ページ
三井不動産リアルティは中古マンションを働く女性向けに改装する事業を始めた。まず、築約20年の東京・南青山の「ジ・アッパー・レジデンシーズ南青山」で2戸を改装し、7月上旬に発売した。1LDKタイプ(87平方メートル)の物件は化粧専用の小部屋(3平方メートル)を設置。クリスタルガラス製の水栓や大型鏡を備え、快適に化粧できるのが特長だ。
富裕層をターゲットに、価格は1億5500万円と1億8800万円に設定したが、「発売直後に通常の2倍以上の問い合わせがあった」という。
同社が働く女性向けに企画した物件は初めて。今後も「働く女性に的を絞った物件は需要が見込める」とみて、都心で同事業を進める方針だ。
女性社員らによる開発チーム「ブルーモワ」を結成した東京建物は、働く女性の声を主力ブランド「ブリリア」の物件にも生かしている。
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ターゲットは働く女性
新聞で得られる情報ですから、詳細まではわかりませんが「働く女性をターゲット」って広いなぁーと思いました。
読み解きますと「富裕層をターゲットに、価格は1億5500万円と1億8800万円に設定」とのことですから、社会人経験が長いお金を持っている女性もしくは、起業して大成功している若手社長でしょうね。
不動産の難しいところは「1つ作って、1つ売れちゃえば完売」というところ。
今回の三井さんの物件は2戸改装して「発売直後に通常の2倍以上の問い合わせがあった」といいいますが、新しいビジネスをする上でなかなか効果測定しづらそうです。
大手ですら新しい挑戦をするときはこういうペースで作っていくのに、我々中小が挑戦するとなると、一生で何部屋作れるか・・・といったことになりそう。となると、本当にいいと思ったアイディアがあり、それが世の中を変えちゃうような素敵な暮らし方が出来る部屋だったとしても、そう簡単には広がらない。
困ったものです。
先日、オーナーさんとお会いして、「誰にでも喜ばれる部屋じゃなくてもいいんじゃない?」という話になりました。
また、別の日に職人さんと仕事のはなしになり「誰にでも好かれる仕事なんて出来ないよ!気にするな!」とアドバイスをもらいました。
皆さんは、誰にでも好かれるように作られた家と、自分が好きな家、どちらがいいですか?
これってポータルサイトで「家賃」「広さ」「希望条件」を入れたところで出てくるもんじゃないと思います。
そう考えるとポータル優位な今、不動産仲介業はまだ必要だと思えるようになってきました。
お客さまに伝わるか?はこれからでしょうが。
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