移動するキッチンはマンションの買い方を変える??【三井不が新型マンション、まず赤羽】

家を買うとき売るときは、どんな時だろうか?

たとえば結婚した時、子供が生まれた時、子供達が成長し家を出て行ったとき。

 

人は、人生の節目で生活のスタイルが変わった時に家を買い換えるのでしょう。

 

それにはスペースの問題が大きいはずです。

新しくスペースが欲しい

もうこのスペースはいらない

 

そんな時に考えるのがリフォーム・リノベーションです。
業者からは「壁を壊し、スケルトンにすれば、思い通りの部屋が手に入ります!」そう言われることも多いでしょう。

しかしスケルトンにしたって制限はあります。
それが、水回り。水回りの位置を大きく変えるためには費用がかかります。

 

そんな悩みを解決しようとしているのがコチラでしょう、、、

2015/09/25  日本経済新聞

キッチン移動簡単、三井不が新型マンション、まず赤羽、子育て世帯などに的。

三井不動産レジデンシャルはキッチンの移動や個室数の変更が簡単にできるマンション住戸を開発した。まず東京・赤羽で販売し、世田谷でも展開する。約70平方メートルの部屋の8割の面積を生活様式に応じて変更できる。都心で増加傾向にある子育て世帯やシニア世代の需要を狙う。

 ・・・中略・・・

 通常は難しいキッチンの移動ができるのが最大の特徴だ。キャスターで動かせる仕組みをタカラスタンダードなどと共同開発した。キッチンに換気設備を内蔵したほか、室内に給排水や電源への接続場所を3カ所設置。移動させる場合の工事の工程を大幅に減らした。

・・・中略・・・

 部屋の間仕切りの壁は中が収納になっており限られたスペースを有効活用する。子ども部屋の設置など、ライフステージによって部屋数を変更できる。浴室や洗面所などの水回りは1カ所に集約し、リビングや寝室のレイアウト変更を容易にした。空間設計の専門家が相談に乗る。

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80%の面積が変更できるというのであればアイディア次第でいかようにもできそうなイメージが湧きます。

価格は現在未定、5千万円台前半からを想定しているとのことですが、販売エリアは、まさかの赤羽です!笑

たしかに赤羽はファミリーが多いのですが、「まず赤羽で販売し、世田谷でも展開する」というのはセグメントがめちゃくちゃな気がします。更に、赤羽で5000万円台の価格設定は難しいのではないでしょうか。価格面でも現状のニーズと乖離しています。

 

配管を3箇所作るとなれば3箇所ぶんのスペースが必要になります。壁や床に埋め込まれる配管は居住スペースを狭くし、費用がかさみます。そういったところも当然値段に反映しているのでしょう。

 

物を見ていないのでなんとも言えませんが、レイアウトを変えたときに「想定していなかった音の問題」が出てくるかもしれません。

 

通常のマンションであれば居室・寝室・キッチン等は同じ作りをしています。
それを変更するとなれば上下左右に伝わる生活音・振動も変わってくるでしょうから、そのあたりにも配慮する必要があるでしょう。

 

 

なんだか否定的な意見ばかりになってしまいましたが、こういった挑戦は大好きです。アイディアは生活スタイルも変えてしまいますからね。

 

 

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「スペックというフィルターの外にある物件を一緒に探して欲しい。」

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そうお考えの方、是非、私どもまでご連絡下さい。

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