レインズ課金のルールがわかってきたぞ【10月1日発表資料より】

すでに不動産業界の人であれば目にしているでしょうが、レインズのトップページに平成28年4月1日からスタートする課金制度について、制度詳細および課金ルールが発表されています。

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なんで有料にするのか?

どうしてレインズが有料になるのか?ということは、以前のブログにも書きましたが、財源不足故に課金しますとのこと。

みんな聞いてくれ!レインズが有料になるってよ!【ネットビジネスが課金することについて】

急に課金ルールを導入し、失敗しているビジネスモデルをいくつも見ていますので嫌な予感がしてしまいます。

どうやって課金されるのか?

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上記発表資料を読み解くと、4月1日スタートのルールでは以下のようになるそうです。

  1. 課金対象機能
    賃貸/売買共通で以下の機能
    (1)プラス課金機能
    ・物件(成約)条件検索 ・物件(成約)詳細検索
    (2)マイナス課金機能
    ・成約登録 ・図面登録
    (その他の機能は無料)

  2. 課金対象件数基準値
    (1)物件条件検索及び物件詳細検索は月間 各3,000回
    (2)成約条件検索及び成約詳細検索は月間 各300回

  3. 課金単価
    (1)プラス課金:1件 5円
    (2)マイナス課金:1件 30円

 

つまり毎月タダで出来る範囲は、物件検索においては3000回まで、その先の一覧において詳細をクリック出来るのは3000回まで、それを超えると1クリック5円の課金ということになります。

 

マイナス課金とは?

面白い施策だなーと思ったのがマイナス課金機能。

万が一、毎月の上限を超えて5円の課金が始まってしまったとしても、このマイナス課金機能で相殺できますよってこと(だと思います)。

検索が1クリック5円だというのに対して、

・物件図面の登録 ・成約情報の登録

を行うと、−30円になるとあります。

検索が毎月オーバーしてしまう人でも、登録を行えば課金されないという救済措置です。

 

これってもしや・・・気づいたこと。

1.図面登録しまくったら課金されない

マイナス課金を利用する方法は物件図面の登録でもOKとのこと。

ということは、物件図面登録しまくったら絶対課金されないんじゃないかということ

仮に無料回数と同じだけオーバーしてしまったとすると1クリック5円ですから3000回分=15,000円となりますが、図面1登録−30円ですから500回図面登録すればその分は課金されなくなります。

 

2.検索は有料だけど図面取得は課金されない

実は平成28年4月1日導入時点では、図面取得は課金されないルールのようです。

 

私はあまり詳細ページをクリックしないのですが皆さんはどうでしょうか?

電話して確認しちゃいますよね?図面もらったり。

 

図面をクリックする分には課金されないようです。

 

まとめ

当初、課金してお金を集めたいだけなんじゃないか?というイメージがありましたが、どうもそうではないようです。

上記の「気づいたこと」をまとめると、

・図面を見るのは課金されない

・図面を登録するとマイナス30円

というルールが見えてきます。

 

つまり詳細をクリックするよりも図面を見る人が今にもまして増え、図面を登録しない物件はスルーされる可能性が高まります。

さらには図面を登録すればご褒美もあります。

 

これはレインズ内の情報量と質を高める狙いがあると言っていいでしょう。

 

ただ、お馬鹿な不動産経営者や店長が社員に対して、

「内容の無い図面を登録してマイナス課金を稼げ!」

「クリックするとお金がかかるから、一覧から全部電話して図面送ってもらえ!」

なんて言い始めたら、管理会社さんの無駄な仕事が増えますね。

 

HOMESさんは無料でレインズのようなものを開発していると聞きますし、今後サービスがどうなっていくのか楽しみです。

 

 

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