マンションを購入前に1年間試し住みが出来るサービス【大和リビングマネジメント】
10月8日、大和リビングマネジメントは2WayHouseというサービスを開始した。
このサービスは、売却希望者と購入希望者が売買価格を基本合意した上で、購入最終判断前に売却希望者から大和リビングマネジメントが物件を借上げ、購入希望者が定期借家契約で賃貸利用ができるサービスとのことです。
日経産業新聞にも記事がありました
2015/10/12 日経産業新聞
大和ハウス工業子会社の大和リビングマネジメント(東京・江東)は今月、中古マンションを買う前に最大1年ほど住めるサービス「ツーウエイハウス」を始めた。売り買いする双方が売買価格に合意した後、最終判断する前に大和側が物件を借り上げ、買い主に貸し出す。周辺の住環境を確認し、納得して買ってもらう狙いだ。
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住んでみないと住環境や建物内部の品質は十分にはわからない。このため、入居後に不満が出てくるケースは多い。買い主はこうしたリスクを減らせる。住んでみてから購入を取りやめても、違約金は発生しない。
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サービス利用者が支払う家賃の6割は売り主に入り、4割は売買代金に充てられていく。売買が不成立となった場合は、売買代金に充当されず、売り主が大和側から賃料を得る。売買が不成立となっても東京海上日動火災保険が開発した保険で原状回復の費用を補償するという。
このシステムの魅力は、事前に買主は住んでみることで納得して物件を購入することができ、売主は通常よりも少し高い値段設定にしても売ることが出来る可能性があるということでしょう。
さらに興味深い部分がこちら、
・家賃の6割は売り主に入り、4割は売買代金に充てられていく。
・売買が不成立となった場合は、売買代金に充当されず、売り主が大和側から賃料を得る。
・売買が不成立となっても東京海上日動火災保険が開発した保険で原状回復の費用を補償するという。
これらがあることに売主は安心して賃貸する事が出来るのでしょう。
不動産業は不動産(商品)づくりと、サービス(仕組み)づくりの両方で市場に商品を提供します。こういった仕組みは目に見えない物だけに大手の信頼がなければなかなか浸透しづらいかもしれませんが、素晴らしい仕組みだと思います。
中古市場の発展に一役買うことなるのでしょう。
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