空き家転入に補助金(藤枝市)【最大50万円までの引越し・改修費への補助】
2015/10/29 日本経済新聞 地方経済面 静岡
藤枝市は11月2日から市外に住む中学生以下の子どもがいる世帯市内の空き家へ転入する際、引っ越し費用や改修費をそれぞれ最大50万円まで補助する制度を始める。子育て世代の転入で少子化を食い止めるとともに空き家の増加を抑えるためで、市ではホームページなどでPRして若い世代の移住を促す考えだ。
この「子育てファミリー移住促進事業」は市内の空き家に入居する時点で中学生以下の子どもがいる世帯が市外から引っ越してくる場合に対象となる。家具の輸送料や不動産業者への仲介手数料などの引っ越しにかかる費用の半分を50万円まで補助する。
入居する空き家に改修が必要な場合も、転入する世帯か空き家の所有者のいずれかに対し、リフォーム費用の半分を50万円まで補助する。同市ではこの事業のため650万円の予算を確保した。
これまでも空家対策+移住を進めるために策を練っている自治体はありました。私のブログでもご紹介した、第二の人生を北海道で始める方法【北海道銀行×JTI】はJTIという社団法人が銀行と手を組み、原則として独立採算で行う仕組みでした。
今回の藤枝市の取り組みは市の財源を使ったシステムですね。
市のホームページには詳しいことが書いてありますが、基本的に引越にかかる費用の半分を最大50万円まで補助しますというもの。
補助対象:空き家への移転に要する経費 ※引っ越し費用、電話・インターネットの移転工事費用、エアコンの移設費用など
となっていますが、仲介手数料はいいけど敷金はダメってなりそう。
さらに細かいこと言えば「ネット回線の回線契約後、2年後にキャッシュバック」とか「住んでくれたらオーナーさんから10万円の商品券プレゼント」なんてサービスがあったらどうすんだ?と思ってしまいました。恐らくそこまで取り締まることは出来ないでしょうね。
お、これは美味い話なんじゃないの?
と思ったあなたへ。
藤枝市といえば静岡県中部では静岡市に次ぎ二番目に人口が多い場所として栄えている。しかし、実は今回の藤枝市の補助金の対象は以下のエリアに限られている。
Google Mapsで見ていた所、緑豊かな場所で、素敵な温泉旅館なんかがあるエリアのようだ。
新幹線通勤で都心まで2時間かもしれないが、場所によっては藤枝駅まで車で1時間なんてことも…仮に上野駅までの通勤新幹線利用の定期代は月額10万円程度のよう、やはり完全に移住するくらいの気持ちがないと踏み出すことは出来なさそうだ。
お金で釣るモデルはどうも上手くいくイメージが湧きません。
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