先日紹介したCOSTCOガソリンの価格が大変なことになっている
先日私のブログでも紹介したCOSTCOのガソリンスタンドが日本にもオープンしたお話。
どうやら今、その近辺のガソリンスタンドを巻き込み、値下げ戦争が大変なことになっているようなんです。
まぁとにかくこの画像を見て下さい。
コストコのガソリンやっす! pic.twitter.com/FadDMIsSgO
— TAKUROBI (@m1911a1911) 2015, 11月 27
東京に住んでいる我々からしたらとんでもない価格ですよね・・・
隣のガソリンスタンドもこれに対抗したようで、
隣のガソリンスタンドも対抗して会員 87円 笑 pic.twitter.com/xlOIlXzV3k
— epsom (@epsom_uk) 2015, 11月 24
こんなことになっているわけですね。
過剰な価格競争
こういう話を見ていると思い浮かぶのが、マイケル・ポーター先生のファイブフォース分析。
とても一回のブログ記事で説明できるほど簡単な話ではないので、ざっくりとまとめると
業界内の市場競争は
・新規参入業者
・代替品
・供給業者
・買い手(顧客)
・ 競争業者
以上5つの力関係によって成り立っており、その力関係によりその業界の特徴・特色、稼げる業界なのか?なんてことがわかってくる分析です。
今回のCOSTCOガソリンの立ち位置は、新規参入業者の典型例といえるでしょう。
ガソリンには大きく税金が掛けられていると言う話を聞きますから、独自の輸入先があるのでしょうか?価格を大きく下げて参入したCOSTCOガソリンにはどんな仕組みがあるのでしょう?
私自信、なかなかガソリンスタンドがガソリン自体で利益を上げることは難しいだろうというイメージでした。洗車やメンテナンスを勧めてくるのもそういった理由からだと思っているのです。
・税金によって価格を下げることに限界がある
・ガソリンだけで売上を上げるのが難しい(薄利多売)
そこを考えるとCOSTCOだけ参入した途端に極端に値段を下げることが出来るのは、やはりCOSTCO会員でしか利用できないというところにからくりがあるのかと思います。
会員になるためには年会費5,400円が掛かります。
1ヶ月に100l入れるとして1Lあたり20円他の地域より安いとすると、1ヶ月で2000円お得になります。年会費も3ヶ月で元を取れます。さらに会員になっていれば当然買い物をする人を増えてくると思います。つまりガソリン=広告費として考えればトントンもしくは赤字でも構わないと考えているのではないでしょうか?
いずれにせよ、利用する消費者にとってはメリットの多い話ですが、周辺のガソリンスタンドにとっては大きな問題になるでしょう。
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