不動産屋へ注意喚起!【偽社員からの問合せに注意せよ!】
12月21日、宅地建物取引業協会板橋区支部から一通のFAXが入っていました。
カギの所在等を聞き出し案内と称する詐欺紛いの発生の恐れに厳重警戒
今回起きた事件は、実在する会社の住所、電話番号、社名が書かれた偽物の名刺を使用し、元付業者に問合せを行い物件のカギの所在等を聞き出したということなのです。
幸い、今回は実害に遭っていないとのことでしたが、不動産業者の健全な営業活動と信頼を揺るがす事件だと思います。
以前、私が書いた記事
ここではこんな事を書いています。
部屋探しをされたことのある方ならお判りでしょうが、不動産屋を利用して空き部屋に入るのは容易です。
むしろ、問合せをすれば、いくらでも空き部屋の情報を教えてくれるばかりか、「是非、内覧なさってください!」と申し出てくれます。
内覧時には鍵を所持する貸主(管理会社)に不動産業者が鍵を借りに行くのですが、その際、自分の身分を証明するものは「名刺」のみ、大切な不動産の鍵は名刺一枚で貸し出されています。
もちろん、この慣習のお陰でスムーズに内覧が出来ますし、信頼関係で成り立っている良い部分でもあります。ですからこの部分の信頼関係を利用し犯罪を犯す詐欺グループの手口は許せません。
この記事を書いたのは2015年5月でしたが、実は2015年9月頃、この記事を読んだ某有名新聞の記者さんから電話取材が入ったほど。今後、空室へ立ち入る詐欺紛いの行為は社会問題になるような気がしています。
今後、空室はたくさん増えることは間違いありません、入居者を見つけるために内覧を勧める貸主側の気持ちにつけ入り、犯罪に利用しようとするのは断じて許せません。
今回は実害がなかったとはいえ、本来の用途に反する立ち入りですから住居侵入罪です。
不動産業者の皆様、これからお休みの期間に入ると思いますが、くれぐれも注意をして下さい。
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「スペックというフィルターの外にある物件を一緒に探して欲しい。」
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