コンピューターが勝手に学習してくれる【ディープラーニング】
お正月の新聞というと、普段の5倍位あるんじゃないかという量です。
家の隅に置いたその新聞を朝起きるたびにめくり、なんとかお正月中に読み終えたいと思いながら目を通す。普段読まない記事もゆっくりと読むことが出来ます。
2016/01/01 日本経済新聞 朝刊第2部
自動運転やセキュリティー、ゲームなどでAIの活用が進んでいる。飛躍の原動力となったのが大量のデータに潜む特徴をコンピューターが自力で見つけ出す深層学習(ディープラーニング)と呼ばれる技術だ。画像認識で高い精度を示すことが12年に米国で開かれた画像認識ソフトのコンテストで話題となり、多様な分野での活用が始まっている。
(中略)
ソニー不動産(東京・中央)が中古不動産の成約価格を推定するサービスに利用するなど広がりを見せる深層学習だが、実用化は今のところ画像検索や音声認識など膨大なデータがある場合に限られる。ただ、人手を介さずデータ分析できる意義は大きく、今後も様々な展開を見せそうだ。
ディープラーニングとは?
ここで出てくるディープラーニング。「コンピュータが勝手に学習して知識を蓄え、成長していく」ということくらいはイメージで捉えていたものの、よくわかりません。
ネットで調べているとこちらの記事が分かりやすく素晴らしい。
ディープラーニングがなんなのか簡単に知りたい人はこれを読もう
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20150531/1433032775
この記事にもあるように人工知能AIを簡単に説明するということは非常に難しいとのこと。しかし、ここ数年、数ヶ月の間にディープラーニングを利用したシステムが我々の身近なものとして提供されています。
例えば、
google フォト
写真を無制限にクラウドへアップロード出来るということで去年の6月(くらいだったような…)にリリースされたもの。ユーザーは写真をアップロードし当然自分でフォルダ分けも出来るのだが、自動でムービーやアニメーションなどの写真・動画加工をしてくれる。加工された写真・動画は画面上で提案されるので必要に応じてライブラリに保存するかどうかを決めクリックすればいい。
Facebookについてはもはや説明の必要もないと思うのですが、写真をアップロードすると勝手に人を認識してタグ付けをしてくれるサービス。これもディープラーニングを利用したものですね。
日経新聞の記事によると、ソニー不動産が「中古不動産の成約価格を推定するサービス」の準備を進めているとのことです。今、ディープラーニングの世界で広がりを見せているのは写真データを自動で判別し蓄積していくものですから、不動産分野においてどのような展開を見せるのか気になるところです。
あくまでも私の見解ですが、成約価格を推定するデータベースというとスペック等数値中心で判断されることが多いように思えます。言い換えると数値の情報は豊富に揃っているわけですから、そちらをデータベースの中心に置くというのが真っ先に浮かぶ方法だと思うのです。
・・・しかし、こういった常識が新しい技術を生むための壁になっているのでしょう。笑
写真一枚撮ったらマンションの価格が見える世界が出来たらスゴイですもんね。例えば傷ついた壁の写真を撮ってその修理費用を見積もるなんてことはすぐに出来そうな気がします。
日進月歩、技術進化をする現代は新しいビジネスをするチャンスです。ディープラーニング、今年は色んなシステムが我々の手元に届くのではないでしょうか。
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「スペックというフィルターの外にある物件を一緒に探して欲しい。」
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