京都伏見稲荷と清水寺【変化と不変】
今回の大阪出張では本当に多くの出会いがありました。やはり一歩外に足を踏み出すことは大切。恐れずに飛び込んでいくことでしか開けない世界もあるんですね。
大阪最終日の日は午前中にアポイントが1件。こちらでも不動産のお仕事の打ち合わせが出来ました。
午前中のアポイントだったのですが、帰りの新幹線の出発時刻はなんと20時。実はこれにはワケがありまして・・・
京都 上陸!
澄み渡るほど美しい空にそびえ立つ京都タワー!
そこから向かうは
伏見稲荷
千本鳥居で有名な伏見稲荷に参拝。
千本鳥居という名前がつくくらいで、山のように鳥居が立っています。たぶん1万本は立っているのではないでしょうか。
鳥居の裏には奉納した会社の名前が書いてあって、外国人観光客には鳥居に入っている漢字の名前がクールに見えるようで皆、写真を撮っていました。
そして、
一番手前にある大きい鳥居の裏にはこの会社の名前がありました。
けれども電通の鳥居見つけて喜んでいたのは僕だけ。笑
浅草雷門の提灯に書かれた松下幸之助の名前を見て1人喜んでいたことを思い出しました。笑
おもかる石
そして伏見稲荷にあるもう一つの目玉は「おもかる石」です。
千本鳥居を抜けると1対の灯籠が出てきます。その灯籠の上には石があるのですが、その灯籠の前で願い事を念じて石の重さを想像し、持ち上げてみた時に「石が軽く感じれば」願いが叶うと言われています。
私もその石の前で今年の商売繁盛を願い石の重さを想像し、持ち上げてみました。
結果、「予想通りの重さ」でした。笑
普段ジムでトレーニングしている時のウエイトのサイズを思い浮かべ、15kgくらいかなーと思いながらやったのがいけないのでしょうか・・・重さを当てるルールじゃないのに。
まぁ、願いを叶える道筋は、考えているように軽くはなく、予想通りの重さ(大変さ)があるから用心してかかるように。と神様が言っているのだと解釈しました。
つづいて向かったのは
清水寺
清水寺に訪れたのは中学の修学旅行以来でしょうか?あまりにも久しぶりすぎて覚えていません。
目当ては清水の舞台・・・ではなく、「平成の大改修」と呼ばれている大掛かりの改修工事をこの目で見てみたかったからです。
生で宮大工さんの作業している姿を見ることが出来るチャンスなんてなかなか無いですからね!
丁度舞台の左側の建物が改修中なのですが、近くで見ると
建物を支えるように足場のようなものが組まれています。こういった部分も全て木材です。
日経新聞の記事によると
「柱は樹齢300年以上のケヤキを使うが、必要な時に木材が手に入るか分からない。だから山買って、木を植えました」。清水寺法務・庶務部長の森孝忍さんは笑いながら事もなげに言う。ケヤキの耐用年数は800年だから、現在の柱の寿命は約400年後。スケールの大きさにあぜんとした。
こんなことを考えている人たちが改修に携わっているのですから、もはや僕のような不動産屋とははかり知れぬ違いを感じます。建物を修繕する、家を建てる、言葉だけは同じなんですけどね。
こちらは別の箇所
やはり足場のほとんどが木材でできています。東京で工事をしているのを見ていれば当然鉄パイプが当たり前なのでいちいちこういったことに驚きます。
しかし、上の方を見てみると、クレーンなのでしょうか?滑車なのか?よくは分かりませんが、明らかに木材ではないもの鉄製に見える機材が取り付けられています。
話を伺うことは出来なかったので、結局なんのためのものかはわかりませんが、恐らく、木材を利用しながらも現代に発明された道具を併用することでより安全で建物を傷めつけない手段があるのでしょう。
変わるものと変わらないもの
今回の大阪・京都への訪問はとても意味のあるものでした。
短い期間ですがこの経験で感じ、考えたことは深かった。
考えながら心に響く言葉は、恩師 結城義晴先生に送って頂いた「ニーバーの祈り」
変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、
お与えください。
激変の時代に身を置かれ・・・なんていう考え方はナンセンスなのかもしれません。だってどの時代だって激変の時代でしょう。
汽車が走った、車が出来た、電話が出来た、ネットが出来た、、、それらの技術進歩は素晴らしいことです。けれどケヤキの耐用年数800年を考えると800年間信頼をおけるケヤキはスゴイなぁと感心してしまう。
と同時に、伝統を守りながらも変化を受け入れる宮大工さんの考え方、変えては行けないものは変えず良いものを良いと見極め、判断する。これこそ「見分ける英知」なのではないでしょうか。
私が生きているのは長い歴史の中で一つの点にしか過ぎないでしょう。けれども思考停止に陥り「何もしない」なんて訳にはいきません。
感情だけでなく現実を見て、逆に現実だけでなく感情を見て進めることが「続けていくこと」に必要なことではないでしょうか。次の時代に繋ぐこと、とっても大切なことです。
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