繁忙期の謳い文句「とりあえず申込して下さい」は顧客の自由を奪う
繁忙期まっただ中の不動産業界。特に居住用物件の場合、休日を挟むと市場に出ている物件情報がガラッと変わる。そう言っても過言ではないでしょう。
そんな時の不動産屋の謳い文句はこう
「早く申し込みをしてしまわないと、他に取られてしまうかもしれません。キャンセルも出来るのでとりあえず申し込んで下さい!」
まぁ、この言葉に間違いはないでしょう。
早く申し込みをしないと他に申し込みが入ってしまう可能性はある。
ジレンマ
けれども、ほとんどの不動産屋がこのように考えながら業務を行うが故、業者は囚人のジレンマというか、自分で自分の首を締めることに陥ってしまいます。
自分の顧客の選択の権利を守るために他の人に先んじて申し込みを行おうとする行為が、世の中全体の申込の重みを弱めてしまい「とりあえずの申込み」に繋がり、結果として自分の顧客の選択の自由の幅を狭くてしまっているのです。
それならばいっそのこと申込・先着順なんていうことはやめてしまえばいいのにとさえ思います。
現に、私が仲良くしていただいているオーナーさんで、先着順としていないオーナーさんはいらっしゃいます。
早く決めなきゃいけないのはお客さんのせいではない
また別の方向から考えると、「早く申込をしないと他に取られる」ということを営業の決めゼリフにしてはならないと思ってます。
以前よりブログでお話していますように、賃貸にしろ売買にしろ物件探しにはスケジューリングがもっとも大切だと私は考えています。
まずは部屋探しをするにあたり適切な期間を見定め、その期間に突入する前に「どういう物件が欲しいのか?」を見極めておきます。(もちろん見極めるための事前の調査は我々がお手伝いします。)
そしてその適切な期間に入ったら事前に決めておいた自分の物件ハードルを超えるものが出てくるまで待つ。
こうやって進めておくことで、あれやこれやと迷うことが減り、その場で必然的に判断をすることが出来るのです。
「こんな物件がいいですよ!」「こんなの出てきましたよ!」なんてぽんぽん物件を出されてしまっても、困ってしまう方は多いはず。
その物件は他と比べてどうなのか?地域の相場は?
周りの環境はどうなんだろうか?そもそもこのエリアでいいの?
お客さまの悩みは尽きません。けれどもこれらの悩みはほとんどが事前に解決出来ることです。
部屋の情報はあくまでも部屋=箱に過ぎません。そこで暮らすことを考えればポンと出てきた新着物件情報だけに飛びついてしまうのはいい探し方だとは思えません。
これだけ情報が入ってくる世の中です、またこれだけ空家が問題になっている世の中です。選ぶ側の方が圧倒的に有利なのですから、不動産屋を選ぶ際にも物件選びを助ける能力が高い営業マンに頼むほうが良いでしょう。
部屋探しでお困りの方は私にご相談下さい。
弊社の不動産仲介は、ご紹介もしくはご予約限定となっております。
お電話、もしくはメールにてご連絡下さい。
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「スペックというフィルターの外にある物件を一緒に探して欲しい。」
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是非、私どもまでご連絡下さい。
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