過去、日本では預金が一夜にして無くなった!?【預金封鎖と新円切替と預金税】
先日、MBAの先輩と打ち合わせ後、移動時間を利用して「働き方とお金」の話になりました。「結局頼れるのは各々自分の頭ん中だけであって、既存のシステムや会社の看板の上で成り立っているビジネスなんて怖い」と言う僕に対し、先輩は「そもそもお金だって信じられない、預金封鎖って聞いたことある?」というのです。
預金封鎖、全く聞いたことのない話だったので調べてみました。
日本が過去に行った預金封鎖
初めに。私はここで預金封鎖の記事を書くことで政治的な思想の話や、良し悪しを押し付けようとするのではなく、過去に起きた事実を知っておこうと思い、記しています。
それを知るのにNHKで放映された預金封鎖の特集があります。
この動画を見て頂ければどういうことが起きたのかはわかると思いますが、簡単に整理しますと、
- 戦時中、「国債を買って戦地に弾丸を送りましょう」というスローガンで国債を日本国民に買ってもらいお金を集めました
- 敗戦後、日本はお金が無くなってしまった為、国債を国民へ返すアテが無くなってしまった
- そこで、国は考えます。
「借りたものを返せないなんてことは、国としてあるまじき行為だ!」
「そうだ!税金を集めて、国債を返済しよう!」
昭和21年2月17日
- 新円切替発動。
日本「現在流通している円を使えなくします。新しい円に変える為には銀行に一度預け入れて引き出して下さい。引き出せる限度額は設けるけどね。」 - 同時に預金封鎖発動。銀行に預けているお金は自由に引き出せなくなり、実際には新円を少ししか引き出せなくなる。
昭和21年3月3日
- 預金税発動。
10万円以上の預金を持っている世帯には10%の預金税が、さらには最大1500万円以上の資産を持つ世帯には90%の税金が課せられました。 - お金持ちの作り上げた資産が一夜にして10分の1になりました。
これが預金封鎖の一連の流れ。国民から借りた借金を返すことが出来ないから、国民の持っている預金を全て集めて税金を掛けて集め、それで返そう。ということでした。
実際に起きるのか?
当時は戦後、敗戦後ということで、今とは状況が全く異なるでしょう。
過去に起きたから、今回も起こるとは単純には言えないように思えます。しかし、法整備もままならない状況でどんどん進み、始まったマイナンバー制度。預金を把握し始めることは、預金税の準備なのかな?と思ってしまいます。
今後、外貨預金や株、不動産運用、等々の資産運用は、資産運用という目的でなくリスクヘッジの側面も出てくるように思えます。
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