【盲目の天才ローランド・カーク】管楽器と人体の概念を超える
ローランド・カークはアメリカのジャズサックス奏者です。いや、少し違うか。ジャズフルート奏者です。いや、イングリッシュホルン奏者です。いや・・・
言葉で表現することが出来ません。ローランド・カークはローランド・カーク。
後にも先にも彼のようなミュージシャンはいません。今日はそんなローランド・カークをご紹介したいと思います。
Quincy Jones – Soul Bossa Nova (1962)
恐らく彼の演奏で一番みなさんが聞いたことあるであろう曲はこちら。
クインシー・ジョーンズ作曲のソウル・ボサ・ノヴァ
このフルートソロを吹いているのがローランド・カークです。
どうしてクインシー・ジョーンズは彼を起用したかったのか…僕は分かりません。笑
その理由はこの後にご紹介する彼の名演を見てもらえると分かるでしょう。
Rashaan Roland Kirk – Say A Little Prayer
首から何本もの楽器をぶら下げ、歌いながら、時にその楽器を同時に吹いている。
サングラスをかけた異様な雰囲気を醸し出しているのがローランドカークです。
2本の楽器を一人で同時に演奏することでハーモニーを奏でる。当然テナーサックス1本にするときにはちゃんと楽器の性能を引き出した演奏が出来る。
マルチリードプレイヤーなんて紹介もされていますが、僕はそういう部類の人たちとは違うと思います。ローランド・カークはローランド・カークなのです。
Roland Kirk with McCoy Tyner Stanley Clarke 1975
クインシー・ジョーンズに紹介されて出てきたのは、タキシード姿のローランド・カーク
特に注目してもらいたいのは動画の4:00〜です。
エンディングは彼のソロで終わるのですが、二本の楽器をくわえたまま循環呼吸で演奏をしているのです。彼のもう一つの有名な奏法がこの循環呼吸です。
循環呼吸での演奏は1本でもしんどいのに、2本の楽器でおこなうのはスゴイ。奇跡です。やったことないですが、全く出来る気がしません!笑
楽器自体を自分の使いやすい状態に改造しているとは言え、口元のアンブシュアがどうなっているかがわからない。どうして鳴るんでしょう…人体と楽器の限界を超えているとしか思えません。
Rahsaan Roland Kirk – saxophone concerto (1973, Vinyl)
最後に紹介する曲は動画ではないものの、その音から彼がほとんどブレスをしていないことがわかるでしょう。
「休符だって音楽だよ」なんて言う人もいるかもしれませんが、「休符を入れることは誰だって出来る」とも言えます。
「出来ると出来ないは違う」「器用貧乏」という2つの言葉が頭の中を行ったり来たりしていますが、出来ることに損はないななどと考えながら休日の水曜日を過ごしています。
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