【中国産食材を使用しない中華料理屋】使わない事情と国への思い
先日、上野で打合せをした帰り道。お昼時だったので駅前にあった中華料理屋さんに入りました。
そのトイレに入って見つけた張り紙がなんだか複雑な気持ちになります。
中国産食材を使用しないと決めた中華料理屋のお話。
安心安全の店
「中国産食材は基本的に使用いたしません」
中国産食材については、今般報道の「期限切れ食肉」問題や、野菜を中心に禁止農薬の使用や残留農薬、環境・土壌汚染等の報道が頻発しており安全性に対する懸念を払拭できない状況が続いています
外食を担うものとして、来店される全てのお客さまの「健康・安全・安心」の観点からこの問題について真摯に向き合うことを決意し2011年より「中国産不使用」に取り組んでまいりました
中国産食材コストは、一般的に約1/3が当たり前です
安易に”安ければよい”という日本の企業風土が現在の状況を招いている考えます当ブランドは、利益追求の為の中国産は使用いたしません
コストや効率化のみにとらわれずお客さまが安心してご飲食できるよう、今後も国産食材と生産者とお客様を結ぶ「ダイレクト産食」を推進して参ります私たちのこの取組が、ひいては中国産食材の安全性向上につながり
結果として、日本および中国の人たちの安全安心につながることを切に願っています
この張り紙をみて率直に驚きました。
だってここは中国料理のお店なのに中国の食材を使わないというのですもの。
店内で働くスタッフの大半はアジア系の外国人でした、当然中国人もたくさんいると思います。中国人のコミュニティもあるだろうそんな中で中華料理屋が中国の食材を使わないという決断は批判の対象にもなるだろうと思いました。
けれども
「私たちのこの取組が、ひいては中国産食材の安全性向上につながり結果として、日本および中国の人たちの安全安心につながることを切に願っています」
というこの部分。
「本当だったら中華料理には中国の食材を使ったほうがいいと思うんです、けれども外食を担うものとしてそれは出来ない」という決意の裏にはこういった願いが込められているんだと感じる部分です。
1/3の値段にせずに、今の倍の値段、つまり2/3にしたら安心安全の食材が提供出来るようになるのかな。。。
「当ブランドは、利益追求の為の中国産は使用いたしません。コストや効率化のみにとらわれずお客さまが安心してご飲食できるよう、今後も国産食材と生産者とお客様を結ぶ「ダイレクト産食」を推進して参ります」
という所に単なるお金儲けをする為だけでない企業の理念を感じました。
それにしても「その土地の食べ物はその土地で採れたものを使ったほうが美味しい」という考えが通用しなくなっている最近の事情というのは異常だと思います。
市場が世界規模になった今、信頼だけでは成り立たなくなりつつあり、トレーサビリティって大事だなと感じました。
外食は調理されたものが出てきてしまいますから、その食材がどこから来ているか?ということはわかりません。もしかしたらこの張り紙だって嘘かもしれません。
けれどもそこは経営している個々のお店の良心を信じることしかできません。
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