【高齢者、駅近への住替えで沿線活性化】相鉄ホールディングス
神奈川県で相模鉄道を運行する相鉄ホールディングスが、「住宅街に住む高齢者の駅近くへの住替え」を軸に沿線全体の活性化を行っているようです。
2016/06/03 日経MJ(流通新聞)
神奈川県で相模鉄道を運行する相鉄ホールディングス(HD)が高齢者の駅近くへの住み替えを軸に沿線全体の活性化を計画している。現在沿線に住んでいる高齢者に対し新居購入の資金計画づくりを支援すると同時に空き家になる住宅のリフォームや賃貸に積極的にかかわっていく。高齢者のあとに子育て世代が入居しやすい環境を整えることで世代間の住み替え循環を促進する。
(中略)
林英一相鉄HD社長は「沿線のストックを再生し、新たな居住者の流入を促す」と新事業の意図を説明する。相鉄ではいずみ野線沿線を中心に1950年代に宅地開発が本格化したエリアが広がっている。高齢化が進み沿線活性化策が急務となっている。駅前に高齢者が住みやすい住環境を整えるとともに、既存の住宅地ではリフォームなどを施して若年層の流入を促す構想を立てている。
目玉の1つが二俣川駅(横浜市)で開発している高層マンション「グレーシアタワー二俣川」で始める「住んだまま買取りサービス」だ。同マンションを購入する契約を結んだ人から相鉄不動産(横浜市)が現在の自宅を買い取るが、マンションへの入居日まで住み続けることができる。資金のやりとりは入居する時点で実施する。マンション購入の時点で自宅の売却額が確定するため、資金計画を早期に確定できる。
高齢者の方の話を聞くと、現在は一軒家に住んでいるものの、子どもたちが独立して、使わない部屋が出てきたり、庭などの手入れを自分ですることが難しくなってしまったという声を聞きます。
そのような方の場合、生活環境が整った駅近くのマンションに引っ越したいというニーズが出てくるわけです。
今回の相鉄ホールディングスのプロジェクトはそんなニーズを解決するものでしょう。
相鉄の空き家バンク&リース
さらに、相鉄不動産がおこなう「相鉄の空き家バンク&リース」と言うサービスでは、相鉄不動産が空き家を借り受けて、賃貸物件として貸し出します。
その際に行うリフォーム・リノベーションに必要な資金は相鉄不動産が空き家の持ち主に前払いする賃料でリフォーム費用をまかなうそうで、「空き家を活用したいものの費用を捻出することが出来ない」という所有者の為に一役買っているそうです。
鉄道会社と不動産
やっぱり鉄道会社は強い!ですね。笑
不動産史を勉強していても、不動産は鉄道と共に発展してきたと言っても過言ではありません。
現代においても駅徒歩◯◯分は重要視されますし、生活する上で欠かせません。
鉄道会社は鉄道を引くために駅や線路計画上の土地を購入していく訳で、必然的に価値の高い土地を所有していくことになります。
鉄道も不動産も人が生活する上で欠かせないものですから、その両面を扱う鉄道会社系の不動産業者には積極的に街の環境を考えた開発を行って欲しいと思います!
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