【不動産仲介・今度はボットが客と対話】イタンジの新サービス月内にもスタートか
不動産仲介のイタンジが対話アプリを活用して部屋を探せるサービスを月内に始めるそうです。イタンジといえば、ノマドから事業を譲り受けた会社ですね。
また不動産仲介業者の方のお怒りの声が聞こえてきそうですが、、、自動の対話機能=ボットの性能はどんなものなんでしょう。気になるところです!!
2016/06/06 日本経済新聞 朝刊
不動産仲介のイタンジ(東京・港)は対話アプリを活用して部屋を探せるサービスを月内に始める。対話形式の画面で友達とやりとりするように希望条件や質問を書き込むと、自動の対話機能(ボット)で返答し、物件情報を表示する。
フェイスブックの無料対話アプリ「メッセンジャー」で無料で消費者が賃貸住宅の部屋探しや見学申請ができる。東京都内の10万件以上の物件を扱う。利用者は場所や賃料、駅からの所要時間などの希望を自由な書式でコメント欄に書き込む。
専用プログラムで文章を解読し、お薦め物件を写真付きで表示する。簡単な質問にも文字で自動返答する。見学の申し込みもできる。今後は各地の不動産会社と提携して対応地域を広げる。
これを見ていてすぐに浮かぶのは先日開発停止になってしまった、マイクロソフト社のTayですね。
ニューヨーク共同米IT大手マイクロソフトは24日、インターネット上で一般人らと会話をしながら発達する人工知能(AI)の実験を中止したと明らかにした。
不適切な受け答えを教え込まれたため「ヒトラーは間違っていない」といった発言をするようになったという。
同社が開発したAIは「Tay(テイ)」と名付けられ、ツイッターに23日に登場した。ツイッターで会話を重ねるうちに差別的な発言を繰り返すようになり、24日に中止された。
マイクロソフトの広報担当者はAIを修正すると説明した。修正を終え次第、実験を再開するとみられる。
出典:http://francepresent.com/tay/
自動返信するシステムには将来性があるものの、まだまだ発展途上なところがあるように感じます。
どのくらいの性能なのか??
おすすめ物件を表示するアルゴリズムにもよりますが、希望を聞いてそれに合致したものを返すくらいならばまだなんとかなりそうですが、その人のニーズとウォンツを聞き出して、過去の条件や経験からその人にあった物件を紹介する。というところまでは難しそうだなぁ・・・と思ってしまいます。
挑戦はすべき、だけど・・・
(出典:Google画像検索)
そう言えばノマドさん「仲介手数料の時代に終わりを告げる」ってキャッチコピーでしたよね。
いろんな挑戦はすべきです。
けれども業界の価格設定を覆した?後に自分たちは値上げというのはいかがなものでしょうか。というのが私の意見。
仲介手数料無料を謳っていたノマドさんは値上げをされたようです
https://nomad-a.jp/notices/change_usage_fee2
これを見ているとAmazonの事例が浮かびます。
初めは送料無料を謳っていたものの、今や完全送料無料なのは年会費を支払う有料会員だけ。(一定金額以上購入で送料無料になります)
これによって廃業に追い込まれた本屋さんや小売店は何社あったでしょうか。他の小さい店が店を畳んだ後で値上げをすれば、それに対抗できる業者が出てくるまでには時間がかかるでしょう。
ライバルがいなくなってからの値上げ、その業者が行ったことは顧客のためと言えるでしょうか?
本当に顧客のためを思って行う挑戦であれば応援しますが、全体を見ずに自分の利益だけを考えて行う挑戦はあってはならないと思います。
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