不動産の証券化とは?【REITって何?】
「不動産証券化」もしくは、「REIT」という言葉を耳にされたことはあるでしょうか?
今日はその仕組についてご説明します。J-REITの仕組みについても詳しく解説してみました。
不動産と投資
(Photo by http://www.moneycrashers.com/)
そもそも不動産は
- 動かせない
- 投資額が高額
- 地域によって価格、条件等に差が大きい
といった特徴があります。
よって、単純に投資対象として考えた時には投資額が高額で、複数所有出来ない場合にはリスクヘッジをすることが難しくなります。
また不動産の専門知識や対象不動産が存在するエリアに関する知識が無ければ、専門家の意見が必要になってきます。
そんな不動産への投資機会を増やすために考えられたのが、不動産証券化です。
この手法は、投資する規模を小口化することによって、多種多様な投資家ニーズに応じた商品提供を行い、投資機会を創出することに繋がりました。
J-REIT
2000年11月投資信託及び投資法人に関する法律の改正施行が行われ、不動産ファンド(投資法人型・投資信託型)が解禁。
2001年3月東京証券取引所が不動産投資信託(J-REIT)市場を開設
このJ-REITを利用することにより、一般投資家が株式投資のように投資をすることが出来るようになり、
まだ10年程度の歴史しかないもののその規模は右肩上がりに増えて行きました。
J-REITは、投資家から集めたこの資金をもとに、不動産を購入し、賃貸収入や売買益を投資家に分配するのです。
(Photo by www.arabianbusiness.com)
運用会社、資産保有会社、事務受託会社
J-REITは「会社」です。しかし、法律によって、運用などの業務を行うことが禁止されています。そこで資産の運用、保有・管理、会計事務等の業務を、それぞれ運用会社、資産保有会社、事務受託会社に委託しています。
我々が小口で投資をおこないリスクを減らすように、J-REITもその業務を専門とする資産運用会社に委託することによって、運用効率を高めています。
おわりに
金額面、システム面から考えれば今までとは異なり、気軽に投資をすることが出来る環境にはなっていますが、あくまでも投資には変わりません。元本を保証される物ではありませんので、投資の際にはご自身の判断が重要です。
しかし一般にも広く投資機会が増えたということは、不動産業界で働く者にとってはチャンスであると言えるでしょう。今まで以上に専門家としての知識が求められるでしょうから、引き続き努力が必要ですね。
参考URL:JAPAN REIT 不動産投資情報ポータル
http://www.japan-reit.com/
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