宅配ドライバーの労働環境問題について【豊作貧乏と価格弾力性】
とある日の朝8時頃、車で移動中に出会った佐川のトラック3台。
昨今のニュースで宅配事業者のハードな業務、サービス残業が取り沙汰され意識するようになりましたが、ニュースで取り上げるより前から毎日こういう状況なんだろうな、、、と考えさせられます。
佐川・佐川・佐川
(車の助手席側から撮影)
朝一番の配達に間に合わせる為でしょうか、佐川のトラックが3台並んでいました。最近はニュースで取り上げられることもあって、宅配業者さんを見かけると申し訳ない気持ちになります。そして再配達をお願いしちゃったときは「ごめんなさい!」と謝りながら受け取ります(^_^;)
ただ、今問題になっているのはヤマト運輸とAmazonの件で、佐川はAmazonとは早々に手を切ってしまったんですけどね。。。
豊作貧乏と価格弾力性
ヤマト運輸はAmazonのお陰で、仕事が増えたのだから、宅配業者にとっては喜ばしいことじゃないか!
、、、一見するとそう感じます。けれど実態はそうではなかったんですね。
そもそも今回の問題はヤマトの労働組合が、「荷受け抑制要求」を行ったことが発端でした。
ネットショッピングの利用者が増加し、宅配物の取扱個数は増加する一方、依頼主に対して値上げはしない。というよりも出来ない状況でした。
ちゃんと荷物を受け取ってくれるお客さんが多ければまだ薄利多売でやっていけたかもしれません。しかし、そこには再配達という罠が隠されていて、何度も再配達をすればコストが掛かり、実質、働けば働くだけ損をするような状況が生まれたわけです。「業務が終わったあと、自分のバイクに乗り換え、帰宅する途中で配達する」なんていうサービス残業をする人もいるとか。ドライバーの負担は増加するばかりです。
このような結果、ドライバーは人手不足となります。となれば人件費は高騰、組織としても利益が減る。まさしく豊作貧乏状態というわけです。
行き過ぎたサービス追求に、現場が悲鳴を上げたというのが今回のケース。やはり、誰かの犠牲の上に成り立つビジネスは長続きしないのだと思います。
働く人も楽しくないとダメですね。
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