物件内見時の注意点:床鳴り(ゆかなり)
一般の方が部屋探しの際に内見をする時間は10分~1時間くらいでしょうか。
この短時間で多くのことを判断するのは不動産屋でも難しく、「あれ、ここ変かも。。。」と思うと、どんどんその部屋の印象が悪くなってしまうものです。
部屋を歩いた時にフローリングが「ぎしっ、ぎしっ」と鳴ってしまうと、「あれ、ここの建物大丈夫?」と不安になることもあると思います。
今日はその理由をご紹介します。
床鳴り
フローリング部分などを歩いて「ぎしっ、ぎしっ」と音がなることを「床鳴り(ゆかなり)」と言います。
お部屋を内見中にこのような音が出るとお客様は「この部屋、構造上問題があるのでは??」と不安を感じることもあると思います。しかし、床鳴りはスグに構造上の問題と直結しません。原因は他にも考えられます。
床鳴りの原因
在来軸組工法で建てられた木造住宅の場合、床は上記の図のように作られます。
1階部分であれば大引き(おおびき)2階以上であれば梁(はり)があり、そこに根太(ねだ)を取り付けます。これらはいずれも木材です。その上にベニヤなどの下地材(したじざい)を乗せて、その上からフローリングなどの仕上材(しあげざい)を取り付けます。
これらはいずれも木材ですから、適切な設計・施工であったとしても、呼吸をする木材は湿度により収縮し、変形する為、床鳴りが発生することがあります。このような場合は、下地材の補修によって解決することもあるのです。
このような木材の収縮によって生まれる軋みが原因であることは多く、その場合比較的簡単な補修で直ることからも、それを理由としてその物件に悪いイメージを持ってしまうのはもったいないですね。
まぁ、そもそも、その状況をそのままにしている管理会社に問題があるとも言えますが。笑
なお、設計不備・施工不良の可能性がゼロと言っている訳ではないので、問題が解決しない場合はプロにご相談することをオススメします。
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