【家の履歴書で本当の価値と評価を】
日本では20年〜25年程度で家の価値はゼロになってしまうと考えられています。30代でマイホーム購入のためにローンを組み、毎月支払いをし、定年間近、やっとローン完済と思ったときには家の価値がゼロ!なんて話はなんとも解せない。
しかし、これらの新しい家の評価の仕方が浸透すれば、これまでの古い家に対する考え方が変わっていくかもしれません!
家の履歴書つくりましょ。
2017/03/25 日本経済新聞 朝刊 22ページ
日本の住宅といえば「25年程度で建物価値ゼロ」が常識だったが、これを覆そうとする動きがある。「築年数を無視した建物評価の仕組みの導入」だ。例えば築30年の住宅は、従来であれば一律「ゼロ評価」となったが、「事実上の築年数」を勘案して評価する仕組みを国がつくろうとしている。
注目すべきは国による「住宅データベースの整備」だ。これまでは住宅に関する情報は自治体や法務局、国土交通省のウェブサイトなどを回って収集する必要があったが、これを一元化し「住宅履歴情報」を組み込む。
住宅履歴情報とは「竣工(設計)図書」「リフォーム図面」「ホームインスペクション(住宅診断)リポート」など、建物評価につながる図書一式のことだ。これらが整備されていれば建物評価に裏付けができる。データベースは既に完成しており、早ければ2018年度には順次、全国で稼働する。
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従って、住宅を所有する方には適度な建物の点検と修繕を行い、その記録を保管しておくことを強くお勧めする。この労力や出費は将来、建物の価値として加算されるのだから損することはない。具体的な点検個所や交換時期の目安は、住宅金融支援機構のサイトにある「マイホーム維持管理ガイドライン」を参照するといいだろう。
これから住宅購入を検討する方は、新築であれば建築プロセスをしっかりとチェックし、記録に残しておくこと。中古であれば購入前に建物のコンディションを把握するホームインスペクションを行い、よく見極めたうえで購入の可否を決断したい。
これまでも私のブログではホームインスペクションの事を度々記事にしてきました。
古い物件=ダメという意識は、新しい物件=良いという構図を生み出すわけですが、いくつもの物件を見てきた自分としては、建物の正当な評価は築年数からなんて見出だせないと思います。
新しくて良いのは家電くらいでしょう。楽器と建物に「新しければ良い」ということは、絶対にありません。
となると、その物件の本当の姿と価値を知りたいわけですが、1件1件取引のたびに調べたりするのでは大変です。そこで、国の取り組みとされている「住宅履歴情報」データベースの整備は実に頼もしい存在になるでしょう。
2018年から稼働するというこのデータベースによって、いうならば隠し事の出来ない状況が生まれると思います。真っ当な仕事、丁寧な仕事をしている物件はこれまで以上に評価されるでしょうし、上辺だけの物件は評価が下がってしまうでしょう。
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