てるみくらぶ採用内定者への助け舟【同業他社の横の繋がり】

８日、旅行関連会社４０社は、てるみくらぶ採用内定者を対象に就職面接会を開催しました。

仕事をする上ではライバルですが、ピンチのときには皆で助け合う旅行業界。

こういう話、いいですね！！

てるみくらぶと採用内定者

突然の経営破綻で話題になっている、てるみくらぶ。多くの旅行者のチケットが発券されなかったり、支払った金銭が戻ってこないなどの問題が取りざたされていました。

それと同時に僕は、採用内定者はどうなったのだろう、、、と考えていました。

当然、お先真っ暗になってしまった学生さんたちはいるはずですよね・・・。

助け舟を出した旅行関連会社

2017/04/09  日本経済新聞　朝刊

　近畿日本ツーリストや日本旅行など旅行関連会社４０社は８日、経営破綻した「てるみくらぶ」の採用内定者を対象に就職面接会を開いた。てるみくらぶは今春、５０人以上の入社を予定していた。働き口を失った若者に受け皿を用意し、学生や消費者の業界への不信をぬぐいたい考えだ。

　面接会には男性１１人、女性２４人の内定者が参加した。大半が今春に大学や専門学校を卒業している。参加者は共通エントリーシートを希望する会社に提出し、１社１５分程度で面接をした。

　近畿日本ツーリストは１０人ほどの話を聞いた。担当者は「求める人材像とマッチするかどうか社内で議論する。数人は（採用の）可能性があるように思った」と言う。参加者の女性（２２）は「変わらず旅行業界が第１志望」と話していた。

とーーーーってもいい話じゃないですか！！

今回、自らの夢や将来の希望を抱いて就職先を決めた学生は、突然働き口を失ったわけです。本人や家族は突然どん底に突き落とされ、どんな気持ちだったでしょう。そしてどこにもぶつけられないその気持ちを抱えながら、先に進まなければならない大きな不安があったことでしょう。

会社経営をする上で、経営が悪化してしまう可能性は常に付いて回ります。明日は我が身かもしれません。

けど、本当に困った人がいる時に見て見ぬ振りをせず、それを助け合う仲間がいる。ちゃんと向き合う。といのは本当に素晴らしいですね。

業界団体や同業他社の繋がりというのはこうあって欲しいと思います。

旅行業界っていいですね。