【不動産屋の繁忙期っていつなんだろう?と考えた結果。2017Ver.】
不動産屋の繁忙期はいつなのか??
イメージは3月頃じゃない?と一般的には考えられているかと思いますが、不動産屋が集まると、「今年の繁忙期は早くて11月からだったよー」などといった話をします。
実際に繁忙期に入るタイミングはいつなのでしょうか??統計局のデータをもとに分析してみることにしました。
国内移動者推移を分析。。。
実は今年の初め頃(2017年3月9日)にブログで同じ内容で記事を書いていたのですが、その時は2011年、2012年のみのデータで分析をしていました。
以前の記事はこちら→http://www.ktc-web.com/archives/5997
この記事を見てくださる方が多かったため、さらにブラッシュアップしたいなーと思っていた所、良さそうなデータが見つかったため作成してみました。
国内移動者推移1954-2016年
このデータは全国の都道府県内移動者数をまとめたものです。早速グラフにしてみましたので御覧ください。
せっかくデータがあったので全期間を対象にやってみましたが、さすがに60年分を見ると情報量が多すぎますね。笑
1970年台をピークに移動者数が下がっていく所を見ると、1947年~1949年頃に生まれた団塊世代が20歳になるのにむけて引っ越ししたのかなーなんて考えられますね。その後の移動者数が下がっていくのは少子高齢化の影響か。。。
この記事で分析したいのは最近の不動産屋の繁忙期はいつなのか?ということですので、話を戻します。
国内移動者推移1986-2016年
ちょっと見やすくなったでしょうか?30年分のデータに絞ってみました。
小刻みな変動はありますが、直近5年ほどの月別移動者数にはあまり違いが無いようです。3月が1番多く、次いで4月、それ以外の月は概ね同じようです。
ここ30年間で全体的に移動者数が650万人→500万人に減り(75%)、3月に移動していた人は86%(14%減)4月に移動していた人数は56%(43%減)まで下がっています!!
移動者数については前回の分析と同じく、3月に移動者数がピークを迎え、1月が最も少ない移動者数となっていました。ピークの理由として3月~4月は入学や就職、転勤などに伴う引っ越しが発生する為だと考えられます。
それ以外の期間は閑散期なのか?
それではどうして不動産屋によって繁忙期が異なるように感じるのか?ということですが、これは不動産屋への問い合わせの状況が影響していると考えられます。これについては、トレンド推移を分析した記事を御覧ください。
今回、繁忙期はいつなのか?ということで検討してみましたが、それ以上に人口減少による移動者数の低下を目の当たりにしてしまいました。移動者数が30年間で25%減、4月だけを見れば50%減、これは仲介業者にとっては恐ろしい数値ではないでしょうか。
当然、今にもましてIT技術で効率化出来る所はシステムに置き換えられるでしょうし、不動産仲介のあり方を今一度考える時に来ていると思います。
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