不動産専門用語「OC」って何?【海外ドラマじゃないよナイショだよ】
先日、売買物件を探しているお客さまから、「この物件が気になる!」という連絡が来ました。
そこで送られてきたURLを確認してみると、確かに安くていい。
しかし、よくよく見てみると謎の言葉「OC」の文字が小さく書かれている。
・・・オレンジ・カウンティ??
んなわけ無いか。この物件は文京区だ 笑
勘のいい不動産業者さんならもう理解ると思うのですが、念のため、レインズ等でこの物件について調査をしてみて分かりました。
OC=オーナーチェンジ
このOCとはオーナーチェンジ物件の略だったのです。
オーナーチェンジ物件とは、現在賃貸として貸し出されている売買物件です。
入居者がいるため、投資物件としてすぐに賃料が入ってくるというメリットがある一方、賃貸契約を引き継がなければならないことから、スグには住めない。住宅ローンが受けられない。などのデメリットがあります。
この略語は不動産専門用語なの?
僕が未熟だからなのかわかりませんが、「OC」って略は聞いたことなかったです。というか不動産屋さん同士の会話でもOCって聞いたこと無いです。
もし、話していたら「何言ってんだこいつ」って言われかねないような気がするのですが、、、
ハッキリ言って、今回のケースはオーナーチェンジ物件と書かずにOCと書くことにより、顧客からの問合せを得ようとする手段だと言えます。
オーナーチェンジ物件は通常の売買物件に比べて安いですから、表向きだけを見れば条件の良い物件に見えてしまいますからね!
他にもある不動産用語(隠語)
他にも不動産業者特有の言葉があります。
例えば「契約書をまく」、これは賃貸や売買の契約の際に、契約書を作成し締結することを指します。昔は巻物だったから巻くという説や、種を蒔くからきた撒くという説など、色んな説があるようです。
他にも重説、金消、あんこ業者に、客付け、元付、、、
略語や隠語がたくさんありますが、僕はこれらの用語を使いまくっている不動産屋さんに会うとひいちゃいます。
第一に、お客さんにわかりづらい。
第二に、今どき隠語使ったところでググればスグに出てくる。
第三に、法律を扱う者として、不動産用語じゃなく法律用語で会話をすべき。
平たく言えば、自己満足なんでしょうね。
宅建持っているだけで勘違いしちゃっているような。
少なくとも、不動産業界以外の方と話すときは、共通の表現で間違いのないように進めるべきだと思います。ですから、お客さまに不動産用語ばっかり使っている不動産屋にはお気をつけ下さい。
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