恐竜と雨の中を歩く女性【一度見えてしまうと、もう二度と見えなくなる事】
こちらの写真を御覧ください。
お料理好きの方はご存知だと思いますが、Morton社の塩です。
ピーマンの上、Mortonというロゴのさらに上に、黄色いキャラクターが書かれているのわかりますか?
そして、このキャラクター何に見えますか??
このキャラクターは「傘をさし黄色い服を着た女の子」なんです。
けれども当初、僕にはこのキャラクターが恐竜に見えていました。
今日はそんなお話です。
なんで恐竜に・・・?
「こんなハッキリしたロゴが、なんで恐竜に見えたんだ!?」と思うでしょうが、見えたもんはしょうがない。ちょっと離れて見ると、傘の部分が恐竜の頭部、女性のうしろのほうがしっぽに見えてきませんか?
朝ごはんを食べていた時だったので、少し寝ぼけてそう見えたのかもしれません。
はじめて近くで見てわかりました
この塩を手に取って、何気なく目に入った時に気付きました。
これが恐竜ではないこと。
そして、傘を持った女性であったということ。
すると不思議なことが起こるのです。
「もう、恐竜に見えない。。。」
完全に恐竜だと思っていた絵は、傘を持った女性になり、もう恐竜には見えなくなってしまったのです。
戻ってこない事実
この場合、遠くで見ていた時に見えた恐竜は、私の中では事実です。
しかし、近くまで行き、調査確認した上で見えてきた傘を持った女性は、真実です。
ビジネスで言えば、遠くから見えていた恐竜は間違っていて、近くまでいき確認した傘を持った女性が正解です。
確認をせずに、恐竜だと思い込み続けることは間違った選択。そう考えるのが正しい判断になるのでしょう。
違和感。
では、遠くから見ていた時に見えた恐竜はなんだったのでしょうか?
「近くでよく見てみなければわからないこと」というのは、本当に解決しなければならないことなのでしょうか?
事実は正確に調べ、正確な答えを出すべき。という考えのもとでは、恐竜は見えなかったでしょう。それが僕にはとても勿体無いことに思えるのです。
この後、必死に恐竜を探して、もう一度見えるようにしましたが、一度見えなくなった恐竜はもう二度と戻ってこなかったかもしれません。
afferrare la fortuna per i capelli
アイディアや閃きは、幸運の女神と似ていると思います。
ヨーロッパの慣用句で「afferrare la fortuna per i capelli」という言葉があります。意味は「幸運の女神の前髪を掴む」。
女神に後ろ髪はありません。だから見つけたらすぐに捕まえないと、後から追いかけても捕まえられないということです。
昔の人はおしゃれなこと、言ったものですね。
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