【大正大学キャリア育成講座の最後の授業】
昨年、大正大学のキャリア育成講座授業で登壇させていただく機会を頂きましたが、昨日はその最後の授業でした。
しめくくり最後の授業は学生さんグループに、登壇した経営者の方が入ってグループ討論が行われました。
社会で活躍するための力
グループ討論のテーマは
社会で活躍するための力
-それを身につけるために何をすればよいか、心構えとは-
この講義では、グループ討論も学生さん自身で進めていくことが求められているため、司会進行や発表は自分たちで決め、自分たちで行います。たまたま同じチームになったものの、話したことのない人同士だったりするので少し照れくさそうでしたが、積極的に自分から役割を引き受ける学生さんがいた事に感銘を受けました。僕が学生の頃だったらできなかったかもしれません。。。
定義を決めませんか?
僕が入れてもらったチームの司会の学生さんKくんが初めにみんなに問いかけました。
「活躍するために何をすればいいかを考える前に、活躍の定義が曖昧なのでチームで決めませんか?」
これにはシビレてしまいました。まさかそんなことを提案してくれる学生さんがいるとは!!!現に、このあと各チームで発表があったのですが、「活躍の定義」を初めにして進めたチームはいませんでした。
良いぞ!Kくん!笑
活躍の定義について話し始める前に我々社長チームに意見を求められ、同じチームの芝切社長は「活躍とは出世することだけでなく、チームで働くことも活躍になる」ということをおっしゃられ、私からは「ありがとうと言ってもらえることだ」というお話をさせていただきました。
例えば、FXやビットコインだとか、学生の頃に僕も投資していた時期がありますが「1日のうちの大半をPC画面相手ににらめっこしてタイミングを見てクリックして・・・」ということをやっていると、お金は入ってくるかもしれませんが、誰からも感謝されません。
誰からも感謝されないけどお金が入ってくる仕事は、なんだか虚しいんです。
それを感じてから僕はそういった取引から手を引きました。
ただお金が欲しいんじゃなくて人からありがとうって言ってもらえる仕事の方が幸せなんです。そしてそれこそ活躍と言えるのではないでしょうか。
発表です!
1時間ほどの討議を終え、各チームの発表が始まりました。
どのチームも短時間で素晴らしくよくまとまっています。
自分の意見を持って、それを相手に伝えることが大切。その為に、コミュニケーション能力だったり伝える力を高めていきたいと皆さんは考えているようでした。
僕が、議論をしていて感じたのはコミュニケーションを取ることを苦手とする学生さんが多いということ。社会人になれば自ずと出来るようになる部分はあると思うので、そんなに心配することじゃないと思うのですが、なかなかその不安は拭えないようでした。
また、「今、何をしたらいいかわからない」という意見も多かったです。そんなの好きなことをすればいいじゃないか!と思うのですが、きっと「やっていることが正しいのかわからない」というのが本心なんでしょう。
このあたりは、「好きなことを見つけるために興味のあるものに突撃すればいい!」と僕は考えています。その興味とは「楽しい」「悲しい」「ムカつく」「憧れ」…なんでもいいと思うのですが、感情が一番強くなるものがいいと思います。感情が強ければ強いほどそのコトへの執着が強くなり、飽きずに頑張れる。そういったものでないから、仕事が手につかず辞めてしまったり、部活や趣味も中途半端になってしまうのだと思います。
木元 修一先生のお話
最後には木元先生のお話。
先生の考える活躍するために必要なものとは、「体力とやる気」だそうです。また、相手の要求を見つけることが仕事においては大切で「要求を見つける力・聞き出す力・それらを実現する力」が求められているというお話をされていました。
体が壊れちゃ続けられないし、やる気がなくなれば続けられないということ、先回りして相手の為にしてあげる仕事のやり方というのはどの世界でも重宝されますから、まさしくそのとおりだと思いました。
懇親会@学内のレストラン
授業後には大正大学の皆さんとともに大学内にあるレストランで懇親会でした。こちらのレストランはプリンスホテルが運営しているということで、出されるフードが豪華!!
何度かプリンスホテルでは食事をした機会があるのですが、見たことのあるメニューが出てきます!!この日は特別なのかな??と思い、そばに立てかけてあったメニューを見ると料理はそのまま価格は安くという素晴らしいレストランです(^^)
教授や大正大学の皆さん、登壇した経営者の方々のスピーチ
僕も感想を少しお話
登壇してから最後の授業を迎えるまではあっという間の時間でしたが、それもきっと充実してワクワクしながら携わらせて頂けたことが理由だと思います。
木元教授、大正大学の皆様、貴重な機会を頂きありがとうございました。また、推薦してくださった中小企業家同友会板橋支部の皆さん、ありがとうございました。