【間違ってお金を送金してしまった時の話。】

先日、間違って全く知らない方にお金を送金してしまいました。まさかそんなバカなことあるの!?と思われてしまいそうですが、事実です。。。果たして私のなけなしのお小遣いの行方は…どうなったでしょうか。

 

送金ミス発覚!!

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いつものようにパソコンを立ち上げてインターネットバンキングで送金手続きをする。仕事でも送金作業をすることはよくあることなので何も考えずスムーズに送金が完了する・・・はずでした。

 

・・・送金完了画面が出る。

 

誰だ・・・このひと・・・・

 

何度も見直すも、全く知らない人にお金を振込んでいます!!

どうやら、口座番号の「0」が1つ足りずに送金指示をしたところ、たまたま同銀行、同支店に一桁すくない口座番号が存在し、そちらに振込んでしまったのでした。

「宛名が間違っていたら送金されないじゃないか!」という方がいらっしゃるかもしれませんが、ネットバンキングの場合、銀行名・支店名・口座番号を入力すれば自動で口座名義人まで表示&入力されるという便利な方法があるんです。今回はそれが仇となり、、、いや、自分の確認ミスでこのような状況が起きてしまいました。

 

パニック。

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普段の自分ならば絶対に犯さないであろうミスに気が動転。自分はあしながおじさんでも無ければ、気前の良い貴族でもありません。自分がやってしまったことだけに、自分を責める以外に出来ることは無く・・・・なんて言ってる場合ではありません。速攻で対策を調べました。

 

間違ってお金を振込んでしまった時にすること。

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  1. 間違って振込んだ先の情報を印刷するなどして記録
  2. その情報を持って振込時に使った銀行に電話、そして訪問
  3. 組戻し手続きをする(口座情報と、銀行印が必要)

さて、これを読んでいる方の中には心底慌てている方もいると思いますので、以上が基本すぐにやった方が良いことです。まず、これをやってください。

組戻し手続きとは

組戻し手続きというのは、振込んだ相手先から入金を戻す手続きです。ただし、間違って振込んだといっても、一度振込まれたお金は相手(相手口座名義人)の管理下におかれ、たとえ銀行であってもそのお金を勝手に戻すことが出来ません。

手続きとしては、自分が振込んだ銀行から相手先の銀行に依頼をかけて、相手先の銀行が口座所有者に電話などで連絡を取り、組戻しの承諾を得て口座にお金が残っていれば組戻しが成立します。

相手が使ったら終わり、ではない。

これを読むと相手が振込まれたお金を使ったら終わり。のようにも思えますが、法律上間違えて振込まれたお金は不当利得となりますので、当然に使っていいお金ではありません。

ただし、、、

不当利得であっても銀行が口座名義人に連絡が取れなかったり、相手が応じなかった場合、、、返ってきません。そして、組戻しには手数料が掛かります。金額は銀行によって異なりますが、私の場合は以下の通り。

324円(間違った先への振込手数料)+648円組戻し手数料=972円

ということで、972円以下の間違った振込の場合は銀行へ行く手間と手続きを考えると諦めた方が得とも言えます。。。

 

二度と同じ過ちを犯さない

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今回、私が間違って振込んだお金ですが、、、10日後に組戻しが成立したという連絡が銀行から来ました。印鑑と身分証明書を持参すれば対応してくれるとのこと、さほど大きい金額ではなかったのですが、それでもホッとしました。

いま、間違ってしまってモヤモヤしている方も、日本ではお金を落としても30%は手元に戻ってくるようです。

警視庁遺失物取扱(平成29年度)http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/kaikei.html

当然、間違って振込んだ件数とは違いますが、出来ることをしたあとは日本人の優しい心を信じるしかありません。

 

僕は、何よりも振込を間違えてしまった自分がいけなかったなと反省しました。組戻し手続きをするため銀行を訪れた時にやたらと目についたのは「その振込、詐欺です!」のポスター。

今回はたまたま相手先の方が親切な方だったためにすぐに組戻しが成立しましたが、間違って振込んだというのが振り込め詐欺だった場合、当然組戻しなんて成立しませんよね。

振込む時には要注意!指差し確認!

反省します。。。

ケン・トータル・コンサルティング

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